木毛とは(もくめん)

木毛(もくめん)

緩衝材・クッション材として、農産物・硝子製品・陶器類やひよこの孵化輸送箱の下敷きとして広く使用されています。
 木毛(もくめん)は、アカマツなどの生松材を使用し、節を除き皮をはぎ機械にかけ、細いそうめん状に削りだし、乾燥させたものが製品になります。

 

木毛製造に適した松材が少なく製造が難しくなり、(建築用に比べて安価なため市場に出回りにくくなっています。)
 そのため、化学製品である発泡スチロール・エアパッキン(プチプチなど)等に代用されるようになりました。

   

しかし自然素材のため湿度の調整機能があり、現在も贈答用の果物(ブドウ・メロン・柿など)ガラス製品・陶器等の梱包用・手芸用の人形(ぬいぐるみ)テディベア・日本人形(雛人形・五月人形)などの詰め物として広く使われています。
 特に高級人形を製作する場合、手足や胸おなか周り肩などに入れて、綿(わた)や発泡スチロールの型のみで肉付するより人形の自然な肉付を表現することができます。自然素材のため静電気が置き難く完成品に埃が付きにくい。
湿気を含みにくいため保存にも適しています。
 自然素材のため、最近特に見直されるようになりました。

Copyright © 2020 アサイもくめん  All Rights Reserved.