もくめんの使い方

緩衝材・クッション材

木毛は、本来「緩衝材」「クッション材」として利用されてきました。木毛と木毛の間の空間は、まさに『エアークッション』。これほど理に適った緩衝材はありません。 さらに、糸状の木材にはしなりや反発力があるため、大切なものを落下などの衝撃から守ることもできます。 陶磁器・漆器・果物などの保護だけでなく、見た目の高級感やナチュラル感を演出するのが木毛。発砲スチロールやプチプチなどとはまた違う品質感を堪能することができます。 緩衝材・クッション材の王様…それが木毛です。

ぬいぐるみの詰め物

人形やぬいぐるみの詰め物として多用されているのが木毛。詰め方次第で固さの調整ができ、整形しやすいのが特徴です。 棒を使い、袋状になった先端に詰めていく時、量の調整が簡単。繊細な形と固さを思いのままにできます。 また、木毛素材によっては調湿・防虫などが期待でき、一石二鳥の効果を得られます。
木材を糸状に細く切った木毛は吸湿材として利用することも可能。季節に変化があり、雨が多い日本の風土の中で、大切なものを守るための素材としてご利用いただけます。 湿度が高くなった時には木が水分を吸収し、乾燥時には水分を放出する木毛は、湿度の自動調整機能をもつ多機能素材です。 不織布につめて、靴や皮製カバンなど皮革製品の保管にうってつけ。型崩れもしません。 さらに、湿度調整機能は果物や生鮮食品の保管・保存にも最適です。
「木毛は色が素っ気ない」…と決めつけてはいけません。カラフルな木毛もご用意できます。 天然由来の色素を用い、若草色や赤紫・青・抹茶・黄色・緑・グレーなどに着色。目を楽しませるインテリアツールや贈り物を豊かに演出する包装ツールとしてご活用いただけます。(植物性色素を使用しているため、色落ちすることがあります)
『松』…木毛で主に使われている素材が松です。松には抗酸化作用があるうえ香りが少ないため、果物や生鮮食材の保存材にピッタリです。 また、松特有の反発力は大切なものを衝撃から守るのに最適。緩衝材として長く重宝がられています。 『杉』…軽くて木目がつんでいない杉は、調湿に長けており、環境に優しい素材です。 『ヒノキ』…神社の社の建材にも使われているヒノキは、保存性や抗腐朽力が高く、水濡れにも強い特性があります。さらに防虫・防カビ効果もよく知られているところです。品のいい香りは鎮静効果もあり、多くの日本人が憧れる素材です。 『クスノキ』…「楠」とか「樟」と書くクスノキには、その字の通り、「樟脳成分」が含まれています。古くから衣類などの防虫・防カビ材をして用いられてきました。

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